「虚言癖とMBTIには関係があるの?」「嘘つきが多いタイプはどれ?」と気になっていませんか。
結論からいうと、特定のMBTIタイプほど虚言癖になりやすいと判断できる十分な科学的根拠は確認されていません。ネットのランキングは娯楽的な読み物と分け、実際の言動、嘘の動機、生活への影響を見ることが大切です。
この記事では、MBTIで分かる範囲と分からない範囲を整理したうえで、相手や自分を決めつけずに事実を確認する方法を解説します。
- 虚言癖をMBTIの4文字だけで判断することはできない
- タイプ別の嘘つきランキングには十分な研究根拠が示されていない
- 判断材料は嘘の頻度・動機・一貫性・生活への影響
- 困ったときは責めずに記録と相談で自分を守る
虚言癖とMBTIに科学的な関係はある?

結論はタイプだけで判定できない
MBTIは、ものの見方や判断の好みを4つの指標で整理する枠組みです。一方、日常で「虚言癖」と呼ばれる状態は、虚言癖の意味と通常の嘘との違いを踏まえ、嘘が繰り返されることや、そのために本人・周囲の生活へ問題が起きていることを含めて考える必要があります。
この2つは見ている対象が違います。MBTIの結果がENTP、ENFP、INFJなどのどれであっても、その4文字から嘘の頻度や悪意、病的な傾向を読み取ることはできません。
嘘つきランキングの注意点
検索すると「嘘つきが多いMBTIランキング」や「嘘が上手いタイプ」が見つかります。しかし、順位の根拠となる調査対象、質問項目、集計方法が示されていなければ、性格タイプと虚言癖の関係を証明する資料にはなりません。
また、「話を盛り上げる」「本音をすぐ言わない」「相手を傷つけないために表現を和らげる」といったコミュニケーションの癖と、相手を誤認させる意図的な嘘も分けて考える必要があります。
| よくある見方 | 確認したいこと |
|---|---|
| 話が上手いから嘘つき | 具体的に事実と違う発言があったか |
| 本音を隠すから虚言癖 | 沈黙や配慮と、意図的な虚偽を区別したか |
| 特定タイプだから信用できない | タイプを離れて言動の一貫性を見たか |
MBTIで分かる範囲を知る
MBTIは、自己理解や対話のきっかけとして使うことはできます。たとえば、考えをまとめてから話したいか、会話しながら整理したいかなど、本人が自分の好みを振り返る材料にはなるでしょう。
ただし、MBTIの公式倫理指針でも、タイプは絶対的なものではなく、結果を人へのラベル付け・評価・制限に使わないことや、同じタイプの全員が同じように行動すると一般化しないことが示されています。
虚言癖の研究で見る判断軸
病的な嘘についての研究では、性格を16タイプに分けるのではなく、嘘がどのくらい続くか、本人に強い苦痛があるか、対人関係・仕事・安全に支障が出ているかといった点が検討されています。
ただし、病的な嘘の定義や診断上の位置づけには未解明な点も残っています。研究の現在地は、サイト内の虚言癖の論文で分かっていることで詳しく整理しています。
- 嘘が一時的ではなく繰り返されているか
- 明確な利益がない場面でも嘘が続くか
- 本人や周囲に苦痛・損失・危険が生じているか
- 他の心身の問題や環境要因も含めて検討したか
虚言癖をMBTIで決めつけない見分け方

まず行動と影響を分けて見る
相手の発言に違和感があるときは、「この人は虚言癖だ」と人物を評価する前に、確認できる事実を一つずつ分けます。日時、金額、約束、第三者の発言など、客観的に照合できる部分から見ると混乱しにくいですね。
次に、その発言によって何が起きたかを確認します。単なる記憶違いなのか、約束や金銭に具体的な損害が出たのかでは、必要な対応が変わります。
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 事実 | 記録や一次情報と一致するか |
| 頻度 | 単発か、場面を越えて繰り返すか |
| 動機 | 利益、回避、注目、配慮など何が考えられるか |
| 影響 | 信頼、仕事、お金、安全に問題が出たか |
嘘に見える発言も区別する
事実と違う発言がすべて同じ理由で生まれるわけではありません。勘違い、記憶の曖昧さ、表現不足、冗談、相手への配慮、叱責を避けたい気持ちなどでも、結果として「嘘をつかれた」と感じることがあります。
だからといって、被害を我慢する必要はありません。理由を推測して断定するより、「聞いていた内容と記録が違う」「この約束が守られず困っている」と事実と影響を伝える方が、話し合いの焦点を保てます。
- MBTIのタイプ名を根拠に相手を責める
- 一度の食い違いだけで虚言癖と決めつける
- 相手を追い詰めるために大勢の前で問い詰める
事実確認は3ステップで行う

重要な約束やお金が絡む場合は、感情だけで反応せず、記録から確認します。私は、次の3段階に分けると話を整理しやすいかなと思います。
メッセージ、契約、日時など確認できる材料だけを書き出します。
「この日の予定はどうなった?」のように、答えを照合できる聞き方をします。
確認できない話ではお金を動かさないなど、自分を守る条件を具体的に示します。
説明が二転三転しても、相手を言い負かすことを目的にしない方が安全です。必要なら会話を切り上げ、第三者を交えて確認してください。
困ったときの相談目安
嘘の繰り返しで本人が強く悩んでいる、仕事や学校へ行けない、借金や契約の問題が起きている、自傷他害の危険がある場合は、MBTIのタイプ探しより専門家への相談を優先します。
本人の悩みなら医療機関や心理相談、家族やパートナーの悩みなら地域の相談窓口や法律・消費生活の窓口など、起きている問題に合う場所を選びます。迷う場合は虚言癖の相談先と受診の考え方も参考にしてください。
暴力、自傷他害、詐欺被害など差し迫った危険がある場合は、一人で事実確認を続けず、警察・救急・地域の専門窓口へ相談してください。
まとめ:タイプより事実を見る
虚言癖とMBTIを直接結びつけ、特定タイプを「嘘つき」と決めつけるのは適切ではありません。ランキングより、実際の発言、繰り返しの有無、動機、生活への影響を確認しましょう。
MBTIは自分の好みを振り返る材料として使い、信用や安全に関わる判断は事実と記録に基づいて行うことが大切です。相手を診断しようとせず、自分だけでは抱えきれない問題は早めに専門窓口へつないでください。
- MBTIだけで虚言癖や誠実さは判定できない
- ランキングは調査方法と根拠を確認して読む
- 食い違いは事実・頻度・動機・影響に分ける
- 記録と境界線を使い必要なら専門家へ相談する
