高校生の虚言癖かも?親の対応と相談先

高校生の虚言癖に悩み親子で静かに話し合う様子

こんにちは。高校生の子どもが明らかに事実と違う話をしたり、成績や友人関係、外出先についてごまかしたりすると、「虚言癖なのかな」と不安になりますよね。

ただ、高校生の嘘は小学生や中学生の頃とは少し意味が変わります。親に知られたくない世界が広がり、進路、SNS、友人関係、恋愛、アルバイトなど、本人なりに守りたい領域が増えるからです。

この記事では、高校生の虚言癖が心配なときに、親がどこを見ればよいのか、どう話せばよいのか、学校や相談先につなぐ目安まで整理します。

この記事のポイント
  • 高校生の嘘は進路やSNSの不安と結びつきやすい
  • 虚言癖と決めつける前に嘘の目的を見る
  • 問い詰めるより事実確認と安全確認を優先する
  • 家庭だけで抱えず学校や相談先につなぐ
目次

高校生の虚言癖を見分ける

進路や勉強の不安を抱える高校生が机で考え込む様子

嘘が増える背景

高校生の嘘を見つけると、親としてはすぐに「なぜそんなことを言うの」「いつからそうなったの」と理由を聞きたくなります。ただ、最初に見たいのは性格の問題ではなく、嘘をつくことで本人が何を避けているのかです。怒られたくない、がっかりされたくない、友達の中で浮きたくない、自分でも失敗を認めたくない。高校生になると、こうした複数の気持ちが一つの嘘に重なりやすくなります。

たとえば、テストの点数を隠す嘘でも、単にサボったことをごまかしたい場合もあれば、本人の中では「頑張ったのに結果が出なかった」と感じていて、親に説明する言葉が見つからない場合もあります。友達と遊びに行った場所をぼかす嘘も、危険な場所に行ったケースだけでなく、親に交友関係を細かく聞かれるのがつらいという防衛かもしれません。嘘の背景を見ずにラベルを貼ると、本人はさらに本音を隠しやすくなります。

まずは「この子は嘘つきだ」ではなく、「何を守るための嘘なのか」と考える方が、次の対応を間違えにくくなります。

もちろん、嘘をそのまま許すという意味ではありません。家庭内の信頼、お金、外泊、学校への欠席連絡、他人を巻き込む噂などは、放置すると本人にも周囲にも影響が出ます。だからこそ、最初の一歩は「嘘を責める」より「事実と影響を分ける」ことです。どこまでが確認できた事実か、誰に影響があるのか、安全面で急ぐ必要があるのか。この順番で見ていくと、感情的な叱責ではなく、必要な対応を選びやすくなります。年齢別の大きな見方は、子どもの虚言癖と親の寄り添い方も参考になります。

この段階で親ができることは、本人の言葉を全部信じることでも、全部疑うことでもありません。「確認できたこと」「本人の説明」「親がまだ不安に感じていること」を分けて置くことです。分けて考えるだけで、会話のトーンはかなり落ち着きます。

進路や成績のプレッシャー

高校生の嘘で多いのが、成績、模試、提出物、志望校、進路希望に関するごまかしです。「宿題は終わった」「先生には出した」「模試は悪くなかった」「志望校は考えている」など、一つひとつはよくある返答に見えても、後から確認すると違っていたというケースですね。ここで大切なのは、本人が親をだましたいというより、進路の話題そのものに追い詰められている可能性を見ることです。

高校生にとって進路は、自分の評価と将来が直結しているように感じやすいテーマです。親から見ると「早めに考えてほしい」だけでも、本人には「今の自分では足りないと言われている」と聞こえることがあります。特に、まじめな子ほど期待に応えたい気持ちと、実際には手が動かない焦りの間で苦しくなり、できていないことを隠す方向に進みやすいです。

嘘の内容背景にあり得ること親が見る点
勉強したと言う責められる不安時間より困りごと
提出したと言う遅れを言い出せない先生への確認方法
進路は大丈夫と言うまだ決められない焦り選択肢の整理

対応としては、結果の確認より先に「今どこで止まっているか」を聞く方が現実的です。「なんで嘘をついたの」より、「提出物は、内容が難しいのか、量が多いのか、先生に聞きづらいのか、どこが一番困っている?」と聞くと、本人は責められているより支援されている感覚を持ちやすくなります。成績の嘘をゼロにすることだけを目標にすると親子で消耗しますが、嘘をつかなくても相談できる流れを作ると、少しずつ事実が出てきます。

進路の話をすると毎回ぶつかる家庭では、話題を小さく分けるのも有効です。「将来どうするの」ではなく、「今週、学校に確認することは一つある?」「提出物で止まっているものはある?」くらいまで下げます。大きな将来の問いは、高校生本人にも重すぎることがあります。

SNSと友人関係の見栄

高校生の虚言癖が心配になる場面では、SNSや友人関係が関係していることも多いです。インスタやLINE、学校外のコミュニティでは、実際より楽しそうに見せる、交友関係を広く見せる、恋愛や遊びの経験を盛る、といった見栄が起きやすくなります。親から見ると「そんな嘘をつく必要ある?」と思う内容でも、本人にとっては友達の中での立ち位置を守るための必死な調整かもしれません。

また、SNS上の嘘は家庭内だけで完結しません。友達に見られる、スクショで残る、噂として広がる、相手を傷つける、知らない人とのやり取りに発展するなど、影響の範囲が広くなります。高校生本人は「その場を切り抜けるため」と思っていても、あとから撤回しにくくなり、さらに嘘を重ねてしまうことがあります。ここは親が感情的にスマホを取り上げるだけでは、隠しアカウントや別端末に逃げる可能性もあります。

  • 嘘が誰かを傷つけていないか
  • 金銭や画像のやり取りが絡んでいないか
  • 相手に脅されていないか
  • 本人がやめたいのに抜けられない状態ではないか

SNSの嘘では、まず安全確認を優先します。「見栄を張るな」と叱る前に、「困っている相手はいない?」「消したい投稿やメッセージはある?」「誰かに言われて続けていることはない?」と確認してください。本人が話しにくそうなら、スマホの中身を無理に全部見せさせるより、具体的な危険だけを先に聞く方が開きやすいです。SNSの嘘や見栄に振り回される構造は、SNSで虚言癖が出る人の心理でも詳しく整理しています。

親がSNSを詳しく知らない場合でも、本人に丸投げする必要はありません。投稿内容の良し悪しを細かく評価するより、誰かに保存されても困らないか、相手から要求されていないか、個人情報や画像を渡していないかを確認します。ここは親が介入してよい安全ラインです。

病気と決めつけない視点

高校生が何度も嘘をつくと、「これは病気なのでは」「虚言癖として治療が必要なのでは」と考えるのは自然です。ただ、家庭内で病名のように決めつけるのは避けた方がよいです。虚言癖という言葉は日常的には使われますが、親が診断するための言葉ではありません。嘘の背景には、発達特性、不安、抑うつ、強いストレス、家庭内の緊張、いじめ、友人関係の圧力など、さまざまな要素が絡むことがあります。

特に高校生は、大人に近い言葉を使える一方で、感情の整理はまだ途中です。自分でもなぜ嘘をついたのか説明できないことがあります。親が「あなたは虚言癖だよ」と言うと、本人は人格を否定されたように受け取りやすく、次からは嘘を隠す力だけが強くなるかもしれません。大切なのは、診断名を探すことではなく、生活にどんな支障が出ているかを見ることです。

注意

自傷のほのめかし、家出、金銭トラブル、性的な被害、強い不眠や食欲低下がある場合は、家庭内の話し合いだけで抱えず早めに第三者へ相談してください。

受診やカウンセリングを考える場合も、「嘘を治してもらう」より「本人が困っていることを一緒に整理する」という伝え方の方が受け入れられやすいです。親の目的が罰ではなく支援だと伝わると、本人の抵抗は少し下がります。病気かどうかを家庭で決める必要はありません。学校生活、睡眠、食事、人間関係、進路の不安が崩れているなら、相談の理由として十分です。

親が専門家に相談する前段階として、家庭で観察した事実を短くまとめておくと役立ちます。「いつから」「どんな場面で」「生活に何が起きているか」を整理するだけで、相談先でも話が伝わりやすくなります。本人を責める材料ではなく、支援の入口として扱うのが大切です。

家庭で確認したいサイン

高校生の嘘が一時的なものなのか、家庭だけでは抱えにくい状態なのかを見分けるには、嘘の回数よりも生活への影響を見ます。何度かごまかしたことがあるから即危険、というわけではありません。むしろ、嘘をつくことで睡眠、登校、友人関係、お金、スマホ利用、家族との会話がどのくらい崩れているかが重要です。ここを見ると、親が怒るべき場面と、支援につなぐ場面を分けやすくなります。

たとえば、欠席や遅刻をごまかす嘘が続く場合、学校でのトラブルや学業不安が隠れているかもしれません。お金を使った理由をごまかす場合、友達付き合い、課金、貸し借り、脅しの可能性もあります。交友関係を極端に隠す場合は、親から自立したいだけのこともありますが、相手にコントロールされているケースもあります。サインは一つで判断せず、複数の変化を合わせて見てください。

見るところ様子対応の方向
登校欠席理由が毎回変わる学校へ状況確認
お金使途を説明できない貸し借りと課金確認
睡眠夜中のスマホが増えるSNSと不安を確認
会話責めると固まる時間を置いて聞く

確認するときは、探偵のように証拠を集めて追い込むのではなく、親として安全を守る範囲を決めるイメージです。「学校に行っているか」「危ない相手と関わっていないか」「お金や画像の問題がないか」「本人が眠れているか」。この四つは、プライバシーとは別に親が確認してよいラインだと思います。一方で、友達との細かな会話内容や好きな人の話まで全部聞き出そうとすると、本人は自分の領域を守るためにさらに隠します。

気になるサインが複数あるときは、家庭内の印象だけで判断せず、学校での様子も合わせて確認します。家では強がっていても学校では元気がない、逆に学校では普通でも家でだけ荒れているなど、場面によって見え方が違うことがあります。複数の視点を持つことで、親の思い込みも減らせます。

高校生の虚言癖への対応

高校生の嘘に対して親が落ち着いて話を聞く様子

問い詰める前の準備

嘘がわかった直後は、親の気持ちが強く揺れます。信じていたのに裏切られた、危ないことをしていたらどうしよう、将来が心配だ、と一気に不安になりますよね。ただ、この状態で問い詰めると、親は事実確認のつもりでも、本人には尋問のように聞こえます。高校生は言い逃れもできますし、黙り込むこともできます。最初の会話で勝とうとすると、その後の会話が閉じてしまいます。

話す前に、親の中で目的を一つに絞ってください。謝らせたいのか、事実を知りたいのか、安全を確認したいのか、今後の約束を決めたいのか。ここが混ざると、話が長くなり、本人は何に答えればよいのかわからなくなります。おすすめは、最初の会話では「安全確認」と「次に話す時間を決める」だけにすることです。全部を一度で解決しようとしない方が、結果的に本音に近づきます。

  • 今すぐ確認したい危険は何か
  • 後日でもよい話題は何か
  • 親が感情的になりそうな言葉は何か
  • 本人が話しやすい時間帯はいつか

声をかけるなら、「嘘をついたよね」ではなく、「事実と違うところがありそうだから、責める前に安全だけ確認したい」と切り出す方が現実的です。嘘を認めさせることに集中すると、本人は防御します。安全確認から入ると、少なくとも「今すぐ危ないことがあるか」は話しやすくなります。親の怒りをゼロにする必要はありませんが、怒りをぶつける前に、何を守りたいのかを言葉にしておくことが大切です。

話す場所も意外と大事です。兄弟がいる前、食事中、登校直前、寝る直前は避けた方が無難です。逃げ場がない状況で問い詰めると、本人は反射的に否定しやすくなります。短く区切れる時間を選び、「今日はここだけ確認する」と先に伝えると、会話の負荷を下げられます。

責めない聞き方

責めない聞き方というと、何でも許すように感じるかもしれません。でも、ここでいう責めないは、嘘の責任を曖昧にすることではありません。本人が事実を話せる余地を残しながら、問題は問題として扱うということです。高校生はプライドもありますし、親の前で弱さを見せることに抵抗があります。「なんで嘘ついたの」と聞かれると、責められた感覚が先に立ち、理由を考える前に反発しやすいです。

聞き方を変えるなら、「本当のことを言って」より「今の話だと、ここだけ確認が必要だと思っている」と事実に寄せます。「あなたは信用できない」ではなく、「この件は確認しないと家として判断できない」と伝えます。人格ではなく行動に焦点を当てるのがポイントです。嘘があったことを責め続けるより、次に同じ場面が来たとき何と言えばよいかを一緒に作る方が、再発防止につながります。

会話例としては、「怒るためじゃなくて、次に困らない形を決めたい。言える範囲からでいいから、何が一番言いづらかった?」のように、本人の逃げ道を少し残す言い方が使いやすいです。

本人が黙る場合もあります。そのときに沈黙を怖がって質問を重ねると、さらに閉じます。「今すぐ言えないなら、夕飯後にもう一度聞くね」「紙に書いてもいいよ」「先生や第三者の前なら話せる?」と選択肢を出してください。高校生は、親と一対一だと話せないことでも、学校の先生、スクールカウンセラー、親戚などが入ると話せることがあります。親だけで正解を出そうとしない姿勢も、本人にとっては安心材料になります。

言い方を変えても、すぐに本当のことを話すとは限りません。それでも、親が落ち着いた聞き方を続ける意味はあります。高校生はその場では反発しても、「言えば全部否定されるわけではない」と後から感じることがあります。信頼の回復は一回の会話ではなく、何度か戻れる経験で作られます。

約束と記録の作り方

嘘が続くときは、気持ちの話だけではなく、具体的な約束も必要です。ただし、約束を罰として作ると長続きしません。「次に嘘をついたらスマホ没収」「また隠したら進路は親が決める」のような強いルールは、その場では効いても、本人が隠す動機を強めることがあります。高校生に必要なのは、嘘をつかなくても済む連絡ルールと、破ったときにどう戻るかの手順です。

たとえば、外出なら「行き先、帰宅時間、同行者の大枠だけは共有する」、成績なら「点数そのものより提出物の期限を共有する」、SNSなら「困った相手や脅しがあったら先に相談する」といった形です。親が知りたいことを全部出させるのではなく、安全と責任に関わる最低限に絞ります。最低限を守れたら、細かなプライバシーは本人に任せる。このバランスがないと、高校生は自立を奪われたように感じやすいです。

STEP
最低限を決める

安全、学校、お金、帰宅時間など親が確認する範囲を絞ります。

STEP
戻り方を決める

約束を破ったとき、誰に何を伝えればよいかを先に決めます。

STEP
記録を残す

責めるためではなく、相談時に状況を説明するために事実だけを残します。

記録は、本人を監視するノートではなく、親が冷静になるためのメモです。「何月何日、何について事実と違う説明があった」「学校に確認したら提出物が未提出だった」「本人は話したくないと言った」のように、感情を入れず事実だけにします。後で学校や相談機関に話すとき、親の印象だけではなく具体的な経過があると伝わりやすくなります。逆に、「また嘘」「最悪」などの言葉を書き残すと、親自身の怒りも強まりやすいので避けた方がいいですね。

約束は一度作ったら終わりではありません。高校生の生活は、テスト前、部活、進路面談、友人関係で変わります。守れなかったときは「約束を破ったから罰」だけでなく、「今のルールは現実的だったか」も見直してください。現実に合うルールほど、嘘で逃げる必要が減ります。

学校や相談先につなぐ

家庭で何度話しても同じ嘘が続く、登校や睡眠に影響がある、SNSや金銭の不安がある、本人が明らかにつらそうなのに話せない。このような場合は、親子だけで抱えない方がよいです。高校生は親には強がっても、担任、学年主任、養護教諭、スクールカウンセラーなど、少し距離のある大人には話せることがあります。相談は大ごとにするためではなく、家庭内で詰まった会話を外に逃がすための手段です。

高校生と親が学校の相談室で先生に相談する様子

学校へ相談するときは、「うちの子は虚言癖です」と断定して伝えるより、「進路や登校に関する事実と違う説明が続いていて、本人も話しづらそうです」と具体的に伝えます。先生側も、ラベルより事実がある方が動きやすいです。欠席、提出物、友人関係、学校での様子など、家庭では見えない情報を確認できることもあります。本人に内緒で全部進めると不信感が強まるので、危険が差し迫っていない限り、「心配だから先生に相談する」と事前に伝えるのが基本です。

相談の目的は、嘘を罰してもらうことではなく、本人が嘘を使わなくても困りごとを出せる場所を増やすことです。

家庭や学校だけでは難しいと感じる場合は、公的な相談先も使えます。厚生労働省の若者向けメンタルヘルスサイトには、学校の先生やスクールカウンセラー、公的窓口など、困ったときの相談先が整理されています。必要に応じて、厚生労働省の若者向け相談先を確認してみてください。医療機関に行くかどうかは、本人の生活の崩れ方や困り感を見ながら判断します。受診先の考え方は、虚言癖はどこに受診するかでも整理しています。

相談先へつなぐときは、本人の面目も大切にします。「あなたが問題だから相談する」ではなく、「家だけでは整理しきれないから、別の大人にも入ってもらう」と伝える方が受け入れられやすいです。親が一人で抱え込むほど、怒りや不安が強くなります。早めに外へ出すことは、親子関係を守る行動でもあります。

高校生の虚言癖のまとめ

高校生の虚言癖が心配なとき、最初に必要なのは、嘘をついた本人を追い詰めることではありません。進路、成績、SNS、友人関係、親への反発、不安など、嘘の背景にあるものを見ながら、安全と責任に関わる部分を確認することです。高校生はもう小さな子どもではありませんが、完全な大人でもありません。親に全部話したくない気持ちと、まだ支えてほしい気持ちが同時にあります。

だからこそ、親は「全部話しなさい」と「もう知らない」の間を探す必要があります。行き先、帰宅時間、お金、学校、危険な相手などは確認する。一方で、友人との細かな会話や本人の考えまですべて支配しない。この線引きがあると、子どもは嘘をつかなくても守られる感覚を少しずつ持ちやすくなります。虚言癖という言葉を使うとしても、それは本人を責めるラベルではなく、困りごとに気づくための仮の言葉にとどめたいですね。

  • 嘘つきと人格を決めつける
  • その場で長時間問い詰める
  • スマホや友人関係を全部監視する
  • 親の不安を本人にぶつけ続ける

避けたい対応をしてしまったとしても、そこで終わりではありません。親も人間なので、怒りすぎることはあります。大切なのは、後から修正することです。「さっきは嘘つきと決めつける言い方をしてしまった。そこは言い過ぎだった。ただ、事実確認は必要だから、もう一度短く話したい」と伝え直せば、親が感情を修正する姿も見せられます。親が完璧に対応するより、間違えたときに戻れる姿勢を見せる方が、子どもも戻り方を学びやすいです。

対応の軸

高校生の嘘は、事実確認、安全確認、背景理解、相談先の確保の順に整理すると、親子の会話がこじれにくくなります。

もし今、家庭内の会話だけで限界を感じているなら、学校や相談機関を使ってください。相談したからといって、すぐに大ごとになるわけではありません。むしろ、親が一人で抱え続ける方が、怒りや不安が強くなりやすいです。本人にとっても、親以外の大人が入ることで言葉にできることがあります。嘘をなくすことだけを目標にするより、嘘を使わなくても困りごとを出せる関係と場所を増やす。そこから始めるのが、いちばん現実的かなと思います。

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